2012年10月24日水曜日

第3回 「食と農。震災1年半後に描く未来図」

































モノとチエをもちより、かんがえ、わかちあう。みちのく+くらし。を
コンセプトにした「みちのくらし」。第3回は、「食と農。震災1年半後
に描く未来図」です。「小さき花 市民の放射能測定室仙台」代表の石森
秀彦さんをゲストに、食と農についての想いや測定室を立ち上げる経緯
と運営についてお話していただきます。現在も刻々と状況が変化してい
く中で、石森さんが何を感じ、どこを見て、どう動いてゆくのか。「現
実」を感じ、一緒に考えていく機会になればと思います。

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第3回  「食と農。震災1年半後に描く未来図」

日時:11月8日(木) 11:00~13:30 

会場:SHARE CAFE(シェアカフェ) 
仙台市青葉区一番町2丁目5 - 15 共栄一番町ビル3F    
*トモズ仙台サンモール店様(仙台松竹会館跡)脇の路地より歩いてすぐ。

会費:1,500円(昼食付き) 
定員:20名
主催:せんだいコミュニティカフェ t,able 
申込:070 - 6954 - 3156(せんだいコミュニティカフェ t,able 皆川)
又は、 sendaicommucafe☆gmail.com(☆を@に変更してください)

ゲスト: 石森 秀彦さん

仙台市生まれ。小学6年から中学1年までペルーのリマの日本人学校に
通う。 基督教独立学園、東京農業大学卒業。ネパールに一年滞在して
NGOやマザー・ テレサの修道院を手伝う。仙台市太白区坪沼に自ら田
や畑を開墾。有機農業を営む傍ら、様々なイベントを企画。  

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仙台市太白区の坪沼で有機農業を営み、自然に根ざした暮らしをして
きた石森秀彦さん。原発事故後、「畑の除染が終わるまでは農業をや
めることにした」と、すぐに野菜の配達をやめました。そして、
2011年11月に「小さき花 市民の放射能測定室仙台を立ち上げ、野
菜や土壌などの測定を行っています。どんな想いでこれまで農業に
わってきたのか、どんな想いで測定室をつくり、どのように運営して
いるのか。お話を伺いながら、これからのことを一緒に考えていきま
しょう。 

<小さき花 市民の放射能測定室仙台>
一番小さき人、困っている人、必要としてくれる人のための放射能測
室。 放射能測定のデータは、市民で共有できるように公表しています。 

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是非、お気軽にご参加下さい。

2012年10月22日月曜日

「3・11 ふるさと気仙沼からイラクの友を想う」 -ご報告



すっかり報告が遅くなりました。

メンバーの桃生です。


103日(水)に2回 みちのくらし「311 ふるさと気仙沼からイラクの友を想う」 を開催しました。

参加者は7名。

会場は仙台の火星の庭。

今回のゲストは気仙沼出身でイラク支援・文化交流NGOPEACE ON(ピースオン)」を主宰する相沢恭行さん。

PEACE ON


とても勉強になるお話をたくさんしていただき、内容をすべてブログで紹介したいぐらいですがきりがないので簡単にご報告させてください。(ごめんなさい。)

前回より参加者が少ない分ゲストとじっくりお話することができました。

まずは自己紹介からはじまった相沢さんのお話。



911のアメリカ同時多発テロ(2001年)をきっかけにアフガニスタン紛争、イラク戦争などが発生し、相沢さんはアラブに関心を向けるようになったそうです。

そこでアラブ世界やイラクのことを何も語れない自分に気づき、実際に現場へ足を運びます。TVなどを通して見たり聞いたりしている現地の状況はイメージにすぎない。相沢さんは、現場へ足を運ぶことの大切さをお話ししていました。

戦争のさなか「人間の盾」(※)などの活動を通して相沢さんが見た光景は、必至に日常を続けるようとする市民の姿でした。



大きなメディアでは報道しないような目を覆いたくなる悲惨な出来事を写真を交えて紹介していただきながらも、一方で、どこにでもあるような人間の生活がそこにあることを力強くお話されていました。

「戦争をしていないからといって平和とは言えない。平和はつくっていくもの」
という相沢さんの体験を通して発せられた言葉は、とても印象的でした。



他にもイラクのアート作品の話や農業国だったイラクを石油がダメにしたというお話、気仙沼とイラクをつなぐ活動など「へー」「なるほど」と思うことをたくさんお話していただきました。

相沢さんが最後にお話していたこと。「自分の弱さを認める」ということ。
「役に立ちたいときに役にたてないと感じた時、その先には絶望しかない。役に立てなくても良い、大事なのはそこにいてつながっているということ。」
相沢さんの言葉を聞いて少し体が軽くなりました。



相沢さん、長い時間ありがとうございました。
また仙台でお待ちしております。

参加者のみなさんもありがとうございました。

◎おまけ

今回のみちのくらしではスタッフによるアラブ料理を参加者とゲストを交えて楽しくたべました。今までにあまり経験したことがない味のものもあったり、アラブの人たちの味の好みもわかりました。


ヨーグルトをのせて食べました。おいしかったー。